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内定者の心をつかむ:社員寮・社宅制度を活用した内定者フォロー

内定者フォローとは、企業が内定者に対して行う一連のサポート活動のことを指し、
入社するまでの間に不安を感じないようにするためのコミュニケーションや、職場環境への適応を支援するための施策が含まれます。

本コラムでは、内定者フォローの重要性や施策例のご紹介とあわせて、
内定者の心をつかむ社員寮・社宅制度を活用した内定者フォローの可能性について解説します。

内定者フォローの重要性

昨今の採用市場では、学生が複数の企業から内定を受けていることが多く、内定辞退の数は増加傾向にあります。
2023年度に実施された調査によると、新卒者が内定を辞退する平均社数は3.4社にのぼるとされています。

内定者の入社意欲を高め、内定辞退のリスクを抑えるために、内定者フォローの重要性は非常に高まっていると言えます。

内(々)定辞退企業数[文系・理系別、入学難易度別]

引用:パーソル総合研究所「新卒者の内定辞退に関する定量調査」https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/decline-a-job-offer.html

内定辞退が企業にもたらす影響

内定者フォローを怠ることは内定辞退につながります。内定辞退は企業にとって以下のような影響を与える可能性があります。


採用計画の見直し

内定者が辞退すると、企業は採用計画を再検討し、新たな候補者を探す必要が出てきます。


採用コストの増加

新たな採用活動には追加の時間と費用がかかり、採用プロセス全体のコストが増加する可能性があります。


業務への影響

採用される予定だったポジションが空席となることで、業務に遅延や負担が生じることがあります。

内定者フォローの施策例

内定辞退を防ぐために、企業は具体的にどのような施策を行えばよいでしょうか。
効果的な内定者フォローには、内定者の不安や疑問を解消するためのコミュニケーション機会の創出と、入社後に働くイメージをしやくするために会社の雰囲気や業務内容を理解してもらうことが重要です。

フォロー面談

内定者の不安や疑問を解消するために、フォロー面談を実施します。定期的に行うことにより、入社に対するモチベーションを継続させます。

イベント開催

内定者同士の懇親会や先輩社員とのランチ会などのイベントを通してコミュニケーションの場を設け、内定者の不安解消や自社への愛着を高めます。

インターンシップ

自社の業務内容を詳しく知ってもらい、入社後に働くイメージをしやすくします。また入社後に携わる予定の業務を任せることで、入社後のミスマッチを防ぐことも可能です。

社内や施設の見学

内定者が企業に対して持つイメージと実際の社内や施設の雰囲気との間にあるギャップを埋めるために有効です。

社員寮・社宅の役割と内定者への影響

社員寮・社宅制度は、特に地方から都市部への就職を考えている内定者が入社前に抱える不安を軽減し、社会人としての新たな生活をスタートさせる際の支援の役割があります。


経済的な支援

社員寮は、企業が賃料の一部を負担するため、特に新入社員や若手社員が経済的な余裕を持つことができます。


コミュニティ形成

社員寮では同僚との交流がしやすく、新しい環境における孤立感を軽減できます。また、チームワークや社内ネットワークの構築にも寄与します。


生活の利便性

通勤に便利な物件を選定することで、生活の利便性が向上します。また、寮内には食堂やランドリーなどの施設が整っていることもあります。


安心感の提供

セキュリティが整っている社員寮を用意することで、安全な居住環境を提供します。これにより、特に初めて一人暮らしをする社員や遠方の家族から安心感を得られます。


入社後のスムーズな移行

社員寮を利用することで住居を探す手間が省け、入社後すぐに新生活をスタートできます。


会社への帰属意識の強化

企業が提供する寮生活を通じて、会社に対する帰属意識を強く感じることができます。

 

社員寮・社宅制度を利用した内定者フォロー

内定者に自社の社員寮・社宅制度を理解してもらうことは、内定者の入社意欲を高める可能性があります。
具体的に、以下のような方法で理解を深めてもらいましょう。

社員寮・社宅制度の紹介

内定者に対して、社員寮や社宅制度の詳細を説明する機会を設けます。また、内定者が持つ疑問や不安を解消できるように、質疑応答の時間を設けます。

資料の提供

資料やウェブサイトを用意し、制度の概要、利用条件、寮の設備や周辺環境などを本人のみならず家族にも見てもらえるようにします。

社員寮・社宅の見学会の開催

内定者に対して社員寮の見学会を開催し、実際の居住環境を体験してもらうことで、入社後の生活に対する具体的なイメージを持ってもらうことができます。

フォローアップの実施

内定者と定期的に連絡を取り、内定者が疑問を持ったときにすぐにサポートできる体制を整えます。これにより、内定者は常にサポートを受けられるという安心感を持つことができます。

まとめ

以上のように、内定者フォローは企業が採用したい人材を確実に入社させ、その後の活躍を促進するための重要なプロセスです。
特に社員寮・社宅の提供は、企業が内定者に対して行うサポートの一環として非常に価値のある施策であり、入社前の不安を軽減し、新しい職場環境への適応をサポートします。

社員寮・社宅を含む福利厚生の充実は、内定者が企業に対して持つ印象を良くし、入社意欲を高めるための要因となります。社員寮・社宅を含む福利厚生を積極的にアピールすることで、他社との差別化を図り、内定者の心をつかむ施策につなげていきましょう。

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