エルプレイスコラム

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「付かず離れず」のホスピタリティで実現する、次世代型の社員寮ソリューションとは

大和ライフネクストが全国60カ所以上に展開する、法人向け賃貸社員寮「エルプレイス(L-Place)シリーズ」。その一つである「エルプレイス本町」でそれぞれ管理員・調理スタッフとして夫婦で勤務する森本 繁成と森本 智子。付かず離れずの距離感を意識しながら、より良い住環境をめざして奮闘する姿に迫ります。

新入社員・単身赴任者を支える「エルプレイスシリーズ」との出会い

大阪メトロ四ツ橋線「本町」駅まで徒歩4分、大阪メトロ御堂筋線「本町」駅まで徒歩7分にある「エルプレイス本町」。企業の独身寮・単身赴任寮として利用できる法人向け社員寮『エルプレイスシリーズ』の一つで、社員寮でありながら居室内には独立したバス・トイレ・キッチンを完備し、平日の朝夕には食事サービスを提供するなど、新入社員や単身赴任者の暮らしに寄り添う新時代の社員寮ソリューションとして大和ライフネクストが運営しています。

森本 繁成と森本 智子は、それぞれ管理員・調理スタッフとして「エルプレイス本町」で勤務しています。

森本(繁):もともとは、夫婦で一緒に働ける仕事を探していて、求人サイトでたまたま見つけたのが大和ライフネクストでした。それまで私は工事の現場監督を、妻は市役所の職員として学校給食の調理をやっていましたが、2人とも建物管理に関する知識はまったくありませんでした。『エルプレイスシリーズ』の存在はここで働き始めたときに初めて知りましたが、私もこんな社員寮に入ってみたかったですね。前の会社で単身で出張していたときは食事面ですごく困ったのを覚えています。普段やらない人がいきなり料理をやるのは難しいですし、外で買うのも栄養面が心配で……その点、ここでは栄養バランスの考えらえた食事を平日の朝夕で食べられるので、安心ですよね。

森本(智)物も新しくて、立地も駅チカで利便性が高いところも、それまでの社員寮のイメージとは異なり、驚きました。初めてこちらに来たときは、社員寮というよりもビジネスホテルのような印象を受けました。

「エルプレイス本町」の食堂はコワーキングスペースとしても利用できるのですが、それぞれ別々の企業様から社員の方々が入居されているので、皆様一定の距離感を保ちながら過ごされており、おひとりで入居されている方にとっても過ごしやすい環境だと思います。

大切なのは「ほどよい距離感」


普段は「エルプレイス本町」の入り口横にある管理事務室での受付業務や、共用部分の清掃業務などを担当している森本 繁成。賃貸社員寮の管理員として心掛けていることがあると言います。

森本(繁)付かず離れずのほどよい距離感を保ちながら接することを常に意識しています。145戸のこの建物には、さまざまな企業様より社員の方々が入居されています。年齢層も幅広く、入社したての若い方から中堅~ベテランの方までいらっしゃいます。また、人事異動などの都合により入居者の入れ替わりが多いのも、賃貸社員寮ならではです。私たちにとってのお客様は、「エルプレイス本町」を社員寮としてご利用くださっている各企業様です。会社の財産である大切な社員を住まわせる場所として選んでいただいたからには、仕事に集中でき、かつ適度にコミュニケーションが生まれる環境であり続けないといけないと考えています。そのためにも、体調などの異変がないかどうかに気を配りながら、常に平等で踏み込みすぎない対応をすることが大切です。

また、大和ライフネクストに入社したばかりの頃は分譲マンションの管理員をやっていたという2人。社員寮の管理とマンション管理には大きな違いがあるようです。

森本(繁)最大の違いは、業務における自由度の高さです。分譲マンションでは建物を所有するのがお客様(区分所有者)なので、何かを変えるためには意思決定機関である理事会を通す必要があります。一方で「エルプレイス本町」は大和ライフネクストが主体となり運営する建物。変えようと思ったらすぐに変えられる環境があります。そういった自由さがある中でこの建物の管理を任せていただいているので責任を感じる場面も多いですが、『こうした方がいいんじゃないか』をすぐにカタチにできるところはとてもおもしろく、やりがいがあります。

心と身体の健康は、日々のおいしい食事から


賃貸社員寮「エルプレイスシリーズ」の最大の特徴は、施設内に食堂があり、平日の朝夕には希望者に対し食事サービスを提供していることです。森本 智子は「エルプレイス本町」の調理スタッフとして、メニューの考案から調理、提供までを行っています。

森本(智)食材の仕入れ先から基本となる献立が届くので、それをベースに、主菜・副菜2種・汁物 の構成で毎日のメニューを考えています。入居者には働き盛りの年代の方が多いので、量が足りないといったことがないように、 必要に応じてボリュームアップするアレンジを加えることは意識しています。また、野菜の副菜を2種類用意しているのですが、好き嫌いがあっても食べやすいように味付けを工夫しています。また、多いときで一度に20名ほどの料理を提供することもあります。こうやって日頃から大人数の食事を作り続けていると、休みの日に自宅で料理をするときも、つい量を作りすぎてしまって大変です(笑)。

また、食堂は入居者とのコミュニケーションが自然と生まれる場であると言います。

森本(智)今日は頑張ったなぁという日に『今日のメニューはいろいろ工夫されているね』『これがおいしかったよ』と声をかけていただけることがあります。自分のこだわりがちゃんとお客様に届いていることが分かり、とてもうれしいですね。あと、朝食をご利用される方は常連の方が多いのですが、食事が終わった方に『いってらっしゃい』と声をかけると『いってきます』と笑顔で返してくださるので、こちらも元気をいただいています。

2人で意見を出し合いながら「惜しまれる」社員寮に


夫婦で協力し、「エルプレイス本町」での暮らしを支え続けてきた2人。より良い住まいにしていくための工夫も、2人で意見を出し合って作り上げています。

森本(繁):私たち2人のアイデアではじめたのが、食堂でその日に提供する夕食メニューの献立を、エントランスに看板を立てて写真付きで掲示することです。1週間ごとの献立表はもちろん用意していましたが、レストランに行ってもメニューの文字だけではなかなか想像が付かないことって、ありますよね。そこで、料理の写真を大きく印刷して、目に付きやすい管理事務室の前に『今日のメニューです』と貼っておくことにしたんです。いざ看板を置いてみると、入居者の皆様が通りがけにしっかりと見てくださるので、これはやってよかったなと思います。

森本(智):社内報告用にもともと写真を準備していたので、手間もそこまでかかりませんでした。看板の掲示をはじめてからは、『写真を見ておいしそうだと思ったから来た』という方が食堂にお見えになるようになりました。

写真を掲示することでそういった方が増えるだけでなく、食堂に来たけど『想像と違った』と残念に思われてしまう心配も少しは減ったかなと感じています。さな取り組みではありますが、サービスの改善につながったのではないかと思います。

また、このような取り組みができる背景には大和ライフネクストならではの社風があると言います。

森本(繁)この建物の管理は基本的に私たち2人に任せていただいていますが、何かあったときは支店の建物担当、契約担当がしっかりフォローしてくれるので、安心して働くことができています。なにより、『これをやりたい』というと前向きにスピーディーに対応してくれる風土に助けられています。これからも一つずつ自分たちのアイデアをカタチにし、入居者の皆様にとってより住みよい環境をめざしていきたいですね。

森本(智)この社員寮を離れることになったときに、『ここはすごく便利で食事もおいしかったので残念です』『次も出張先なんだけど、食事に困るなぁ』といった言葉を伝えてくださる方がいます。ここは社員寮なので入居者の入れ替わりも多いですが、こういった感想を持っていただける方を1人でも増やせるように、これからも頑張っていきたいと思います。

現状に満足せず、常に向上心を持って日々の業務にあたる2人。「エルプレイス本町」で叶う快適な暮らしの基盤となっているのは、彼らのひたむきな想いに違いありません。

※ 記載内容は2023年7月時点のものです

 

※このページは「talentbook」に掲載された内容を転載しています。
 出典:https://www.talent-book.jp/daiwalifenext/stories/52603

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